2016年9月13日 (火)

文書のユニバーサルデザイン

だんだん老眼が入ってきて、文字を読むのが億劫になってきました。
文字が細かくて行間がせまいものは、読みにくく感じてしまいます。

30代までは、ワープロ標準の10.5pでは文字が大きく感じられ、文書をかっこよく作ろうと10pで作っていたりしました。そのとき見出しは11p。
コンペの設計資料などでは、文字を詰め込むために6pというのもやりました。でも、それはさすがに読みにくかったです。
40代半ばから、文章を10pで書くのは小さく感じられ、10.5p。見出しは12p。

本日、検査機関との打ち合わせレジメをつくっていて、20代のころ見出しで使っていた大きさの11pでないと打ち合わせで困るだろうな、と感じました。

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バリアフリー、ユニバーサルデザインという言葉が建築の世界では出回っていますが、文字の世界でもユニバーサルデザインは意識しないと、と思うようになりました。
若いとき、上司に注意され、しぶしぶ文字を大きくしていましたが(若いときは文字が大きいと間が抜けているように感じられた)、ようやくわかる年ごろになりました。
(白崎泰弘)

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2016年9月 7日 (水)

「安曇野ちひろ美術館」見学

本日のブログはワタクシが担当ということなのですが、

ん~何を書こう・・・

と思い詰めていたところ、前々回の所長の『海の博物館』 の記事を思い出したので
勝手ながら便乗して、わたしも内藤廣さんの建築訪問記をお届けいたしますっ。

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内藤廣さんの代表作のひとつ、
言わずと知れた『安曇野ちひろ美術館』。
わたしの中では内藤さんと言えば、誰もが親しみを持つ素朴な作風と、
ダイナミックでのびやかな空間を創りだす方。
内藤さん本人のダンディーなビジュアルも然ることながら(ポッheart01)、
特に建物の核となる構造部分を美しく魅せている様は本当にため息ものです。
雑誌でよく見かけるあの切妻屋根が連なるファサードは、
背後にそびえる白馬連山の稜線を意識しているのだと藤森照信氏がおっしゃっておりましたが、
残念ながらわたしの写真ではそれが伝えられず無念。。
モジュール化した小さな切妻屋根を連続させたことで、全体のボリュームが抑えられ、
風景の中に見事に調和しておりました。

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館内は見せ所の架構。

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2016年8月30日 (火)

「麻吉旅館」見学

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海の博物館を見学した後、宿に入る前に、伊勢神宮内宮と外宮の中間に位置する「麻吉旅館」を訪問。

完全に「ブラタモリ」の影響です。坂道をまたぐ渡り廊下が圧巻。

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2016年8月19日 (金)

「海の博物館」見学#2

前回に引き続き、「海の博物館」の見学記です。

最初に入った展示A棟の2階から外に出て、もう一つの展示棟へとルートが用意されています。
このあたりで、ぼちぼち気づき始めます。「確か雑誌では、このあたりで海が見えたような、、下に見えている石の広場は海の見立てだっけ??」

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2階からアプローチすると、足元がすべて抜けていて実に気持ち良く感じられます。

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展示室の突き当たりから、眼下に港が見えています。ここで、バスで山の上からアクセスしていても、港からは程ない距離であることが理解できました。

設計者は、最初の展示A棟から一旦2階に上がり、高低差のある地形を外部を歩かせることで感じさせ、次の展示B棟の吹抜から入っていくことで視線を下へと誘導し、港へと向かわせているのでした。だから、展示A棟とB棟が角度が振れているのも港へと視線を向かせるためであると理解できました。

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2016年8月18日 (木)

「海の博物館」見学#1

今年の夏は伊勢志摩と岐阜に行ってきました。

初日のメインは志摩の「海の博物館」。内藤廣さん設計によるもの。建築関係の賞を色々取っているだけでなく、建築以外の分野からも高い評価を受けている施設です。
鳥羽バスセンターからローカルバスで向かいましたが、バスの停留所は道路脇だけではなく、スーパーの駐車場に入っていったり、高齢者施設の車寄せに入っていったり、実にのんびりした運転コースです。
途中で乗ってくるお年寄りは、皆さんお友達のようで、会話を聞いているだけでこちらも寛いでしまいました。
道路は山のほうを走り、漁港まで坂を下りていって停留所でお客さんを乗降させ、来た坂道を上って山のルートに戻っていきます。海の博物館も山のほうからアクセスしていきました。敷地内の坂道を下りていってたどり着いた停留所からは、海は見えません。
意外ではありましたが、念願の「海の博物館」が見られるとあって、海との関係は気にもしませんでした。

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展示棟とカフェの間に薄くかかっている庇がエントランスです。

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庇の柱を石積みの中に隠し、鉄板で出来た庇を浮いているように見せています。

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鉄板を放射線状に配したデザインは、漁師が網を海に投げ込んだときのイメージ?

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2016年8月12日 (金)

神谷町のオフィスビル

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先日、民間の検査機関へ打ち合わせに行ってきました。その検査機関が入っている神谷町サンケイビルは派手ではなく何気にきれいなビルなのですが、よくよく見るととてもデザインの秀逸なビルであったので、写真に収めてきました。

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外階段の踊り場のデザインは、亜鉛メッキの厚板(12ミリ?)で腰壁をつくり、エッジを効かせています。

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2016年8月 3日 (水)

人生初の屋形船!

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昨日、NPO法人・家づくりの会の理事会を屋形船で行ってきました。
30年以上、会の事務員として働いてくださった佐々木さんを送り出す送別会&新しく入ってきた平賀さんの歓迎会を兼ねてです。

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私にとっては初めての屋形船。
勝どきから出港し、お台場のあたりから引き返すコースだったのですが、引き返し地点でゆっくり係留してくれるとはしらず、出港早々、エンジンをふかして揺れる船内で料理をパクついてしまいました。
自分でも思います。「遊び方を知らない」・・

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事務局のことで佐々木さんともお話ができたし、良い時間を過ごすことができました。
(白崎泰弘)

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2016年7月22日 (金)

10年ぶりのマイコンシティ

先日、10年ぶりにマイコンシティという川崎の工場団地の一角にあるe・オータマ(旧・テュフオータマ)東京試験所に行ってきました。独立して初めての業務施設で、思い出深い場所です。

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社名が変わったため、ガラス張りの階段室に仕込んでいた八角形の企業マークは外されていたのが、少し残念ではありましたが、「新しいロゴでまたデザインしてください」と言ってくださるのを勝手に待つことにしたいと思います。(笑)

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うれしかったのは、植栽が旺盛に育っていたことです。住宅の植栽は、いまだ勉強中の身ですが、業務施設の庭で樹種を選ぶのはまんざらでもない、と勝手に自信を持って帰ってきました。(笑)
それにしても、水を切る大事さは、10年後の姿で実証されますね。
(白崎泰弘)

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2016年7月 7日 (木)

良質な建売住宅の外構

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事務所開設以来初めて味わうような多忙の極みもひと段落。1か月ぶりにブログの更新です。

写真は自宅から事務所に向かう途中の建売住宅の外構です。
建売住宅を買う人は、家づくりを楽しむ時間的余裕のない方などが選ぶ選択肢ですが、かつての建売=貧相という図式は少なくとも外観上はあてはまらなくなったと実感します。
区画を分譲し外構まできちんとつくり込んだこの建売住宅のたたずまいは、なかなかのものがあります。
今が季節の常緑ヤマボウシ、ホソバヒイラギナンテン、シマトネリコ、足元のタマリュウ等など歩行者の目を楽しませくれます。

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2016年5月29日 (日)

指定されたタイルの確認

お客様から建材の商品指定を受けることがしばしばあります。
「建売やハウスメーカーの決まりきった仕様にされたくないから、建築家に頼んだ」という意識を持っていれば当然のことです。

こちらはありとあらゆる素材に精通しているわけではないので、カタログの性能値や実際のサンプルを取り寄せたりして、使ったときに問題が起きないか確認をします。

こんな例を紹介します。
玄関の床にはこのタイルを使いたい、と商品指定がありました。
その商品は輸入建材を扱う大手の取り扱いで、床で使うには問題ありません。
水拭きを想定して玄関の巾木を同じタイルで立ち上げようとすると、タイルの木口が出てきます。
タイルには無釉と施釉があり、タイルの色を土(+鉱物などの添加物)の焼成で出すのか、吹き付ける釉薬で色を出すかに分かれます。
無釉のわかりやすい例がレンガです。レンガはどこでカットしても全部レンガ色です。
施釉だと、タイルの木口は生地のままになります。無釉の場合でも、カット面が表面と幾分違う色合いのこともあります。
施釉でも、木口がでてくる箇所用に面取りタイプを用意している商品もあります。
今回の場合、無釉だったもののカット面の色合いが違ったために、壁と珪藻土との間に見切り材としてアルミのアングルを入れようと考えました。アルミのアングルもシルバーのほか白もあり、どっちがいいか検討しているのが下の写真です。

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              シルバーのアルミ見切

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              白色のアルミ見切

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